以前から作りたいとは思っていたのですけど、子ども達ももうそんなに小さいわけではなく、それで遊ぶ年でもなさそうだし、う〜ん・・・
と思っていたのですけど、娘の習い事の先生が産休に入られるということで。これは娘の大好きなあの先生の赤ちゃんにあげるのにぴったり!ということで、作ってみることにしました。
そのものとは、「アーミッシュ・パズルボール」。布で作るバージョンもあるのようですが、今回はかぎ針で編んでいきます。
アーミッシュ・パズルボールのしくみ

アーミッシュ・パズルボールは3つの輪から成り立っています。それぞれの輪には切ったすいかのような円すいが4つずつ付いています。円すいは上の写真で言うベージュの部分でのみくっついていて、輪の内側は4つバラバラです。なので、形を整えないと、円すいが輪の外側に出てしまうこともあります。

輪の2つを十時状にはめ、その後残りの1つを土星の輪っかのようにはめ、それぞれの円すいを整えればボールの出来上がりです。

アーミッシュ・パズルボールの作り方
この作り方は、英語ですが無料でこちらで公開されています。
Crochet Amish Puzzle Ball Pattern by Dedri Uys
英語のパターンの読み方をある程度わかる方なら、上記のサイトは写真もいっぱいあって、わかりやすいと思います。
と思ったら、日本語版を発見。
Crochet Amish Puzzle Ball シンプルなパズルボールの編み方 by crochet hmmm クロシェ ♡ ふ〜む〜
こちら、Dedriさんのサイトをキチンを和訳されていて、なおかつ編み図まで!!!素晴らしいです。
作ってみた
材料
- 毛糸
- わた

赤ちゃんがもしかしたら口に入れるかも。ということで「出来るだけ天然素材!」と思い、今回は竹でできている毛糸をチョイス。手触りも柔らかくていい感じです。
今回、私はこの毛糸を4.5mmの(7.5号)のかぎ針で編みました。
ちょっと裏技

円すい部分を編むとき、単純に作業したかったので、扇型を編んでとじるのではなく、最初から円すいを編みました。オリジナルの扇型を編んで縫い合わせる方が、よりボールとしてしっかりするそうですが、私はこの最初から円すいを編むやり方でも、十分だと思いました。
この円すいを12個作ります。

そしたら、円すいを繋ぎ合わせる輪の部分を編みます。

この輪用のひし形4つは3枚必要ですが、この輪の糸で円すいと輪をつなぐ方は、糸を切らずにに作業を進めた方がいいのです。
なので、この輪用のひし形4つを1枚編む→円すいをつなぐ。という作業を3回繰り返す編み順がオススメです。

そして、完成。うん。大満足。肌触りも気持ちがいい!
まとめ
今回一番苦労したのが、材料選びでした。最初は赤ちゃん用だし・・・と思いオーガニックコットンを探していたんですけど、オーガニックコットンの毛糸はほとんど見つからず。色の組み合わせなんて贅沢は全く言えないような状態。
では、普通のコットンの毛糸を。と思ったら、これまた選択肢がすごく少ない。ここカナダで毛糸売り場を見るといつも思うんですけど、カナダの毛糸はプレーンの1色の毛糸が少なく、何色か色が混ざっている毛糸がとても多い。作品によってはむしろ色が混ざっている毛糸の方がいい時もあるとは思いますが、今回は一色の毛糸を何種類か使って、自分で色遊びがしたかったんです。
毛糸を売っているお店を5軒ほどまわったのですが、納得のいく毛糸は見つからず、オンラインか?とも思ったんですけど、オンラインでも単品で手頃なのは見当たらず、「40色セット」なんて豪華なものしか。どうしたものか・・・。
と、マイ毛糸ボックスをガサゴソしたら、10年近く前に購入したバンブー毛糸発見☆ なんとか量も足りました。
試作品のカラフルな方は、1ドルショップで購入したアクリルの毛糸を使用したんですけど、案外娘が気に入ってくれ、この頃娘はこのボールと一緒に寝ています。
そう言えば、このボールの名前にもなっている「アーミッシュ」とは、100年ぐらい前で時代が止まったかのような生活をしている宗教集団の名前なんですけど、トロントの近くにもその村があるんです。トロントからナイアガラに行く途中に。馬車で移動して、若草物語のような雰囲気のお洋服を着ている方々が。
今度、その方面に行くことがあったら、その村のマーケットかなんかで、「アーミッシュパズルボール」がアーミッシュの村にあるのか、ぜひ調べてみたいと思います。
えっと、話が色々それてしまいましたが、このアーミッシュパズルボール、知育玩具としても遊べますし、オススメです。
