トロント市内の小学校。全部ではないと思うのですが、かなりの数の学校が、3年生になると日本で言う”明治村”や”日光江戸村”のような、自国の昔を学ぶ場所に遠足に行きます。
ただお弁当持って、バックパックしょって、さー遠足!というわけではなくて、お弁当は当時、冷蔵庫もなかった時代に子供達が持って行ったようなお弁当。水筒は瓶。それをカゴか布に包んで。そして、出来ればその当時のような衣装を着て。
そう。タイムワープしたような、コスプレ遠足なのです。
ということで、1890年代をイメージした衣装、作りました。
1890年代の子供の衣装とは
私がイメージしたのは、赤毛のアンとか若草物語とか、そこらへんです。またこの時代の衣装のことを”パイオニア コスチューム”と呼びます。
学校からの資料によりますと、
女の子
- ワンピース
- ブラウスとロングスカート
- 長い靴下、又はタイツ
- ショートブーツ、又は色の濃い靴
男の子
- ボタンの付いたシャツ
- 蝶ネクタイ、ネクタイ、サスペンダー
- ジャケット、又はベスト
- 色の濃い靴

この上の写真が、1890年のカナダの小学校のクラス写真なんだそうです。
さてどんなデザインに
家にミシンはあり、洋服は数枚しか作ったことがない。”作りたいデザイン”と”作れるデザイン”の差は大きい。そして、多分1回しか着ないであろうコスチュームに、そこまで手間とお金をかけたくない。
ということで、家にあったシャツワンピースの型紙をちょっとカスタマイズして作りました。

まず娘のリクエストで、ピンク&レースをたっぷりと。なんか早速、パイオニア コスチューム感が薄い気がするんですけど、気にしたら負けです。
襟を丸くし、袖を太く。袖の先っぽはラッパというんですかね?ゴムを入れました。シャツワンピの型紙は、上半身部分だけ使用し、下はただ長方形の布でギャザーをよせたスカートを作り、それをシャツワンピの上半身部分につけて、ワンピースにしました。
エプロンは、本当はピナフォーと呼ばれる西洋版割烹着!?を作ろうと思っていたんですけど、面倒臭くなりシンプルに、前掛けにしました。
そして、女の子のパイオニア コスチュームで忘れてはいけないのが

ボネットと呼ばれるこの帽子。シンプルなデザインをネットで探し、
このサイトを参考にさせてもらい作りました。
娘に着させると

どうでしょう?
私的に”赤ずきんちゃんのおばあさんのふりしている狼の衣装みたい。”とか
息子的に”大きな赤ちゃんみたい。”
とか思ったことは内緒です。
学校についたら、クラスのほとんどの子が衣装を着て来ていて、それを見るだけでも結構楽しかったです。
男の子のパイオニア コスチューム

サスペンダーとハンチング帽があれば、結構いい線いくと思います。
お弁当

毎日のことじゃないし。っということで、張り切って朝からスコーンとマフィン焼きました。そして、スコーン大失敗っていうね・・・
みなさん、寝ぼけ眼でベイキングをすると材料とか分量間違えちゃいますから、気をつけて下さいね〜。