sumac(スーマック)をご存知ですか?
私はカナダに来るまで、見たことも聞いたこともありませんでした。正確にいうと、子どもの遠足に参加して、そこで初めてその存在を知りました。
その遠足で自然ガイドさんが、とある木を指差して、
「これはスーマックの木です。スーマックの実は、そのままでも食べられるんですよ。食べてみましょう!」
すっぱい(。>﹏<。) けど、おいしい。私酸っぱい系かなり好きなんですよね。体にも良いらしいので、お茶を作ってみました。
目次
スーマックとは

スーマックは、カナダ在来種のウルシ科の植物です。赤いベルベッドのような毛がある実がなり、それを食すことができます。中東では実を粉状にしたものをスパイスとして用いられ、ここ北米では飲み物として用いられることがあります。
スーマックは毒?
スーマックの中には、「poison sumac」と言われる、毒性のあるスーマックがあるのは事実です。しかし、食用のスーマックは「Staghorn Sumac」で種類が異なります。
食用スーマック | 毒スーマック | |
生息地 | 乾燥している場所 | 湿っている場所 |
実の色 | 赤 | 白 |
スーマックの優れている栄養素とは
- スーマックに含まれる抗酸化価値は驚異的
スーマックの抗酸化レベルは上位で、昨今健康食品として注目されているアサイーベリーをも上回る。- スーマックには血糖値を下げる効果がある
- スーマックはビタミンCが豊富
- ガン予防
スーパー抗酸化物質とビタミンCで、糖尿病、心臓血管疾患、癌などの病気を予防ことができます。- 風邪やインフルエンザの予防
- コレステロール値正常化、及び糖尿病予防
- 抗菌作用
皮膚の炎症をおさえたり、サルモネラ菌のようなバクテリアへの殺菌作用もあると報告されています。- 母乳を増やし、生理痛を和らげる
- スーマックは、尿体内の毒素を除去するのに役立ち、伝統的に尿の感染症や消化器の問題を治療するために使用されていることを意味する利尿剤です
アレルギーについて
スーマックはアレルゲンであるウルシオールを含みます。マンゴー、カシューナッツ、ピスタチオなどにアレルギーのある方はご注意ください。
スーマックティーの作り方
今回は、お湯を沸かさず水に浸して作るレシピと、煮出して作るスマックティー。両方作って比べてみました。
材料
スーマック

水出しスーマックティー
1)お水にスーマックを入れる。
2)6時間ほど放置。
3)コーヒーフィルターなどでこす。
4)できあがり!
煮出しスーマックティー
1)お湯を沸かす。
2)沸騰したら、スーマックを入れる。
3)数分煮立たせ、火を止める。
4)30分ほどそのままにしておく。
5)できあがり。

こす前のお茶。やっぱり沸かして作った方のお茶の方が、圧倒的に色が濃いですね。けど、水出しの方も思ったよりは色がでました。
これをこしてみると

左が水出し、右が煮出したスーマックティーです。
気になるお味は?
家族の意見、珍しく全員一致で水出しスーマックティーの勝ち!
水出しの方が爽やかで、煮出した方は渋みが結構ありました。味はまろやかなローズヒップティーといったところでしょうか。
水出しの方が、スーマックの栄養素を壊さないそうなので、我が家は水出し派でいきたいと思います。
子どもでも・・・娘は糖分を加えず「おいし〜」と飲んでました。
息子は「レモネードにする!」と自分ではちみつを加えて飲んでました。
後期
今回、この記事を書くにあたって、スーマックのこと色々調べてみました。調べれば調べるほど、私はスーマック好きに。
(主にネットの情報なので、ご自身の判断でご利用ください。)
次はスーマックのスパイスに挑戦したいと思います。レモンのような感覚でサラダにも使えるそう。
何人かの日本人の方が「スーマックのスパイスは日本の”ゆかり”に似てる!」と書いていたので、それも確かめてみたいです。